<昆布の栄養>
昆布は栄養学的に見て身体のために大変良い食材です。
昆布の王様と謳われる真昆布(まこんぶ)は、三陸沿岸にも自生しております。
その三陸産の昆布の味を引き出すため、管理された倉庫で1年以上寝かせた昆布です。
三陸の海で育った天然昆布で、甘く力強いだしがとれます。
昆布は栄養学的に見て身体のために大変良い食材です。
水溶性食物繊維が豊富で、乾燥重量の約10%含まれていると言われています。
糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えてくれます。
含まれるミネラル(カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素)は牛乳の約23倍。カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれています。
ヒトの身体に流れる血液やリンパ液は、海水の成分と似ていると言われています。
海で育つ昆布は海の中にあるミネラルを吸収して、人間に有害な物はあまり吸収しないという特徴があります。
そのため他の食品に含まれるミネラルに比べ、昆布のミネラルは体内への消化吸収率が高くその約80%が体内に吸収されると言われています。
褐色の色素成分「フコキサンチン」は、脂肪の蓄積を抑えるのと、たまった体脂肪を燃やすたんぱく質「UCP-1」の活性を上げる、というダブルの作用があります。
主に内臓脂肪に届いて作用し、高めの血糖値を下げ、筋肉での糖の利用を促します。
日本で採れる昆布の95%以上は北海道全域で、その他は 東北(青森県、岩手県、宮城県)の三陸海岸沿いで採れ、 場所によって、採れる昆布の種類が違います。
どの種類の昆布でだしをとっても、煮て食べても良さそうですが、 実は使い方が異なります。
そのうち真昆布の特徴は厚みがあり幅が広く、昆布の高級品と言われてます。
上品な甘みを持っていて、清澄なだしがとれます。
主にだし昆布として利用され、他には佃煮や塩昆布に使用されます。
出典:こんぶネット(昆布の種類)